Sunday · February 10, 2026
query
「花粉症」を発症すると鼻や目にどんな「症状」が現れる?原因となる植物も解説!

春になるとくしゃみや鼻水が止まらない……と花粉症に悩む方は少なくありません。特に朝起きた瞬間に症状が強く出るモーニングアタックに苦しむ方もいます。

花粉症の原因となる植物はスギやヒノキだけではありません。ほかにもさまざまな種類があり、地域や季節によって異なります。

この記事では花粉症の主な症状や発生しやすいタイミング、対策を詳しく解説します。

鼻の三大症状を教えてください。

花粉症の代表的な鼻の症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまりの三つです。私たちの身体は、鼻から入った異物を有害と判断すると、防御反応としてこれらの症状を引き起こします。花粉症の鼻水は透明でサラサラしており、通常発熱を伴わないのが特徴です。

ただし、風邪の初期でも透明な鼻水がみられることがあり、鑑別には持続期間や症状の経過が重要です。これらの症状が2週間以上続く場合は花粉症の可能性が高いと考えられます。

眼の三大症状を教えてください。

花粉症によって引き起こされる眼の代表的な症状は眼のかゆみ・充血・涙が出るの三つです。これらの症状は花粉性結膜炎とも呼ばれ、特定の季節に毎年繰り返し発症することが特徴です。

花粉性結膜炎の原因は明確で、決まった季節に両眼に症状が現れます。かゆみを我慢せず、適切な対策をとることが大切です。

鼻と眼以外の症状についても教えてください。

花粉症の症状は鼻や眼にとどまらず、全身に影響を及ぼすことがあります。のどの症状としてかゆみや痛み、咳、痰が出ることがあります。これは鼻で吸収しきれなかった花粉がのどへ流れ込むことで起こるものです。耳のかゆみや聞こえにくさを訴える方もいます。

花粉による鼻炎症状が耳管に影響して耳管機能障害(耳管狭窄症)を引き起こし、耳の違和感や聞こえにくさを感じることがあるのです。また花粉症による炎症反応が全身に広がることで、食欲不振や胃のもたれ、下痢などの症状が出ることもあります。

さらにお肌に赤みやかゆみが生じることもあります。お顔や首に症状が出やすく、アレルギー反応によって敏感になるのが特徴です。頭痛や頭の重さ、発熱、全身のだるさなども見られることがあります。

特に鼻づまりがひどい場合は呼吸がしづらくなるため集中力が低下し、睡眠の質も悪くなります。

モーニングアタックとはどのようなものですか?

朝起きたときに突然くしゃみや鼻水が止まらなくなったり、鼻づまりがひどくなったりすることがあります。これはモーニングアタックと呼ばれる現象で、花粉症の方によく見られる症状のひとつです。

私たちの身体は睡眠中は副交感神経が優位に働き、朝目覚めると交感神経へと切り替わります。

交感神経は鼻の血管を収縮させ鼻水やくしゃみを抑える働きをしますが、朝は副交感神経優位から交感神経優位へと急激に切り替わる過程で、自律神経のバランスが不安定になり、一時的に鼻粘膜の血流が増加して症状が悪化しやすくなります。

そのためくしゃみや鼻水が一時的に多く出てしまうのです。アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻炎を持っている方は、モーニングアタックのリスクがさらに高くなります。特に花粉が多い時期には目覚めた瞬間から症状がひどくなり日中の生活にも影響を及ぼすことがあります。

花粉症の原因となる植物やメカニズ

花粉症の症状の原因になる植物は何ですか?

花粉症の原因となる花粉は数多くありますが、特にスギ花粉症・イネ科花粉症・ブタクサ花粉症が代表的で三大花粉症とも呼ばれています。日本で多いのはスギ花粉による花粉症です。ヒノキの花粉もスギと似た抗原を持つため、スギ花粉症の方はヒノキの花粉でも症状が出やすい傾向にあります。

またシラカンバやハンノキ、ケヤキ、コナラなどの樹木も花粉症の原因となる植物です。草本植物ではイネ科のカモガヤやオオアワガエリ、キク科のブタクサやヨモギ、アサ科のカナムグラなどが挙げられます。これらは飛散時期が異なるため、一年を通して花粉症に悩まされる方も少なくありません。

花粉に注意する時期を教えてください。

花粉の飛散時期は地域によって異なりますが、主に春から秋にかけてさまざまな種類の花粉が飛びます。特にスギやヒノキの花粉は春に多く、2月頃から飛散が始まり4月頃にピークを迎えます。

これらの花粉は秋にも少量飛ぶことがあるため注意が必要です。イネ科の植物の花粉は種類が多く、春から初秋まで長期間飛散します。

さらにブタクサやヨモギ、カナムグラなどのキク科やアサ科の植物の花粉は、夏の終わりから秋にかけて増えるため秋にも花粉症の症状が出る方がいます。

花粉症になるメカニズムを教えてください。

花粉症は体内に入った花粉に対して免疫システムが過剰に反応し、くしゃみや鼻水、眼のかゆみなどの症状を引き起こすアレルギー疾患です。本来、免疫は身体を守る働きをしますが、花粉症ではこの反応が過剰になり日常生活に支障をきたすことがあるのです。

鼻には呼吸する空気を加温・加湿し、異物を取り除く機能があります。花粉が鼻孔から入ると、粘膜表面の粘液に付着し線毛の働きによって奥へ運ばれます。しかし完全に排出されなかった花粉が粘膜に浸透し抗原が体内に侵入すると、免疫細胞が異物と認識して攻撃を開始するのです。

花粉症の症状を改善するための治療法と対処法

医療機関ではどのような治療を行いますか?

花粉症の治療には、症状を抑える対症療法と体質を改善する根治療法があります。対症療法ではアレルギー反応を抑える薬が使われ、くしゃみや鼻水が主な症状の場合は抗ヒスタミン薬や化学伝達物質遊離抑制薬が処方されます。

一方、鼻づまりがひどい場合は抗ロイコトリエン薬やステロイド点鼻薬が効果的です。重度の鼻づまりには点鼻用血管収縮薬や経口ステロイド薬が使われることもあります。

眼の症状には抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬が用いられますが、ステロイド点眼薬は眼圧上昇のリスクがあるため注意が必要です。またレーザー治療で鼻粘膜を焼いて症状を和らげる方法もあります。

根治療法にはアレルゲン免疫療法があり、スギ花粉症とダニアレルギーに適用されます。この治療はスギ花粉の成分を少量ずつ体内に投与し、免疫を慣らしていく方法です。一般的には舌の下に薬を置く舌下免疫療法が行われ、長期間続けることで症状の改善が期待できます。

花粉症の市販薬の効果について教えてください。

花粉症の症状を和らげる薬は医療機関で処方されるものだけでなく、市販薬としても購入できます。特にスイッチOTC医薬品と呼ばれる薬は、もともと医師の処方が必要だったものを一般向けに販売できるようにしたものです。

これにより副作用が少なく、効果の高い薬が手軽に入手できるようになっています。現在、市販されている抗アレルギー薬の多くは第2世代抗ヒスタミン薬に分類されます。このタイプの薬は眠気が出にくく、持続時間が長いのが特徴です。


look ad 広告を見る さらに多くのロックを解除

Advertisement

トレンド
AGA治療の最新事情をわかりやすく解説 誤解されがちな常識と本当に選ぶべき対策とは
AGA治療の最新事情をわかりやすく解説 誤解されがちな常識と本当に選ぶべき対策とは
続きを読む
つらい肩こりを我慢しない 原因から考える「肩こり対策薬」の上手な選び方
つらい肩こりを我慢しない 原因から考える「肩こり対策薬」の上手な選び方
続きを読む
美肌目的の垢すり、かえって肌を傷つける原因にも。「おこなう際は頻度に注意」
美肌目的の垢すり、かえって肌を傷つける原因にも。「おこなう際は頻度に注意」
続きを読む

Advertisement

ニキビ・ニキビ跡対策に注目される「ケミカルピーリング」とは?美容皮膚科で受けられる肌リセットケア
ニキビ・ニキビ跡対策に注目される「ケミカルピーリング」とは?美容皮膚科で受けられる肌リセットケア
続きを読む
若々しい肌を保つ秘訣とは?
若々しい肌を保つ秘訣とは?
続きを読む
【驚くべき事実】痛くない血尿ほど危険!医師が警告する「がんのサイン」を見逃すな
【驚くべき事実】痛くない血尿ほど危険!医師が警告する「がんのサイン」を見逃すな
続きを読む
致死率27%のSFTSに警戒!全国で感染拡大中、マダニが媒介する危険な感染症とその予防法とは?
致死率27%のSFTSに警戒!全国で感染拡大中、マダニが媒介する危険な感染症とその予防法とは?
続きを読む
首や手のしびれに悩む人へ――注目を集める「頚椎人工椎間板置換術」とは?
首や手のしびれに悩む人へ――注目を集める「頚椎人工椎間板置換術」とは?
続きを読む
たるみケアはマッサージで改善しない?自宅でできる正しい対策と専門的アプローチを解説
たるみケアはマッサージで改善しない?自宅でできる正しい対策と専門的アプローチを解説
続きを読む

Advertisement

生理不順と肌荒れが気になります。オススメの解決策は?
生理不順と肌荒れが気になります。オススメの解決策は?
続きを読む
「肌荒れ」の原因・セルフケア・相談の目安をやさしく解説
「肌荒れ」の原因・セルフケア・相談の目安をやさしく解説
続きを読む
自分の髪で薄毛を改善?自毛植毛の仕組みと治療の流れを専門医がわかりやすく解説
自分の髪で薄毛を改善?自毛植毛の仕組みと治療の流れを専門医がわかりやすく解説
続きを読む
見逃すと失明の危険も?自覚症状が少ない「緑内障」を早期に見つけるためのチェックポイント
見逃すと失明の危険も?自覚症状が少ない「緑内障」を早期に見つけるためのチェックポイント
続きを読む
肩こり、肩の痛みの6つの対処法
肩こり、肩の痛みの6つの対処法
続きを読む
「また来た…」を繰り返さないために知っておきたい ぎっくり腰の本当の原因と再発予防の考え方
「また来た…」を繰り返さないために知っておきたい ぎっくり腰の本当の原因と再発予防の考え方
続きを読む
妊娠中に「急に食べ物の好みが変わった…」それって大丈夫?無理なく続けたい食事の考え方
妊娠中に「急に食べ物の好みが変わった…」それって大丈夫?無理なく続けたい食事の考え方
続きを読む
老眼は治せるの?進行を遅らせるために知っておきたいチェックポイント
老眼は治せるの?進行を遅らせるために知っておきたいチェックポイント
続きを読む
運動なしで4カ月−6kg!話題の「大根スムージー」で健康的にスリムを目指す人が急増中
運動なしで4カ月−6kg!話題の「大根スムージー」で健康的にスリムを目指す人が急増中
続きを読む
小指を動かすと、第一関節が痛む理由とは
小指を動かすと、第一関節が痛む理由とは
続きを読む
歯のクリーニング、通う間隔はどれくらいが正解?歯科でのメンテナンスを無理なく続けるコツ
歯のクリーニング、通う間隔はどれくらいが正解?歯科でのメンテナンスを無理なく続けるコツ
続きを読む
推薦する
【驚くべき事実】痛くない血尿ほど危険!医師が警告する「がんのサイン」を見逃すな
【驚くべき事実】痛くない血尿ほど危険!医師が警告する「がんのサイン」を見逃すな
突然トイレで真っ赤な尿を見つけたら、誰もが動揺するものです。「このまま放っておいて大丈夫?」「何科に行けばいいの?」と不安になる前に、知っておくべき重要な知識があります。■血尿は体からのSOSサイン血尿には2つのタイプがあります。ひと目でわかる「肉眼的血尿」と、検査しないと分からない「尿潜血」です。特に注意が必要なのは、痛みや違和感を伴わない無症状の血尿。実はこれ、重大な病気のサインかもしれないのです。■痛みがないからといって油断は禁物「痛みがないから大丈夫」と思っていませんか?実は逆です。排尿時の痛みや頻尿を伴う血尿よりも、無症状の血尿の方が深刻な病気が潜んでいる可能性が高いのです。膀胱がん患者の85%は、痛みのない肉眼的血尿が最初の症状だったというデータもあります。■危険な血尿の見分け方・無症状で突然現れた肉眼的血尿・健康診断で指摘された尿潜血が続いている・血尿とともに体重減少や倦怠感があるこれらの症状がある場合、膀胱がんや腎臓がんなどの可能性が考えられます。特に50代以上の方は要注意です。■すぐにすべき行動血尿に気づいたら、迷わず泌尿器科を受診しましょう。早期発見が命を救います。
致死率27%のSFTSに警戒!全国で感染拡大中、マダニが媒介する危険な感染症とその予防法とは?
致死率27%のSFTSに警戒!全国で感染拡大中、マダニが媒介する危険な感染症とその予防法とは?
2026年7月、神奈川県と秋田県でそれぞれ「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」の感染者が報告され、国内での感染拡大への懸念が強まっています。SFTSはマダニによって媒介されるウイルス感染症で、感染すると重篤な症状を引き起こす可能性があり、致死率も高いため注意が必要です。今回はSFTSの症状や感染経路、予防策について専門医の中路医師の解説をもとに詳しくご紹介します。神奈川県で確認された患者は、足柄上郡松田町に住む60代の女性です。6月28日頃から発熱や下痢、全身のだるさといった症状が見られ、血液検査の結果、血小板と白血球の減少が判明。SFTSウイルスに感染していることが確認されました。女性は自宅近くの畑で作業をしており、その際にマダニに刺された可能性が高いと考えられています。幸いにも現在は退院し、体調は回復に向かっています。一方、秋田県でも7月11日に県内で初めてSFTSの感染者が報告されました。由利本荘保健所の管轄地域で確認されたのは70代の女性で、発熱や頭痛、食欲の低下に加え、血小板の減少や出血傾向、さらには神経症状も見られました。感染経路は明らかではありませんが、発症前に他県へ
老眼は治せるの?進行を遅らせるために知っておきたいチェックポイント
老眼は治せるの?進行を遅らせるために知っておきたいチェックポイント
40代頃から「手元が見えにくい」「スマホを離して読むようになった」と感じる人は少なくありません。これは多くの人に訪れる「老眼」のサインです。とはいえ、老眼は病気ではなく、加齢による自然な変化のひとつ。正しく理解して対策を取れば、快適な視界を長く保つことができます。老眼は病気ではなく「加齢による変化」老眼とは、目のピント調節機能が低下することで起こる症状です。カメラのレンズにあたる水晶体は、毛様体筋という筋肉が伸び縮みすることで厚さを変え、近くや遠くにピントを合わせています。ところが年齢を重ねると、水晶体が硬くなったり、毛様体筋の働きが弱くなったりすることで、近くの物に焦点を合わせにくくなります。これが「老眼」です。老眼は一般的に40代から始まり、70代頃に進行が落ち着く人が多いといわれています。また、「近視の人は老眼にならない」というのは誤解です。近視の人はもともと近くが見やすいため老眼に気づきにくいだけで、年齢とともに必ず変化は起こります。自分でできる!老眼チェックリスト「もしかして老眼かも?」と思ったら、次の項目をチェックしてみましょう。小さな文字が見えにくい薄暗い場所で文字が読み
運動なしで4カ月−6kg!話題の「大根スムージー」で健康的にスリムを目指す人が急増中
運動なしで4カ月−6kg!話題の「大根スムージー」で健康的にスリムを目指す人が急増中
朝食の定番といえばスムージー。最近、その中でも注目を集めているのが「大根スムージー」です。生の大根と果物を組み合わせたこのヘルシードリンクが、“運動なしでも痩せる”と話題を呼んでいます。この大根スムージーを考案したのは、ダイエットアドバイザーでスムージースペシャリストの青木久美子さん。青木さんによると、「昔から“大根おろしに医者いらず”といわれるように、大根には高い解毒作用と殺菌作用があります。特に、すりおろすことで生成されるイソチオシアネートという成分が、代謝を高めて脂肪燃焼をサポートしてくれるのです」とのこと。大根と果物を1対1の割合でミキサーにかけると、大根の辛味が果物の甘味や酸味で中和され、驚くほど食べやすくなります。使用する果物は季節や好みに合わせて選べるため、飽きずに続けられるのも魅力のひとつ。「ミキサーでしっかり撹拌することで、大根や果物を皮ごと食べられるのもポイントです。栄養素や酵素、食物繊維は皮やその近くに多く含まれています。皮ごと摂ることで、効率よく栄養を取り入れることができます」と青木さんは語ります。青木さん自身、この大根スムージーを毎日取り入れ、わずか4カ月で5

Advertisement